余暇政策論2002年前期

指導教官：中村　祐司

Yang020605　梁　智英（やんじよん）　

日韓を結ぶワ−ルドカップ

１．ワ−ルドカップとは

ここにワ−ルドカップについての基礎的な知識が書いてあるサイ−トを紹介しておきたい。

　　http://www.busanworldcup.net/worldcup_japan/kr_jp/kr_main01.htm　　2002ＦＩＦＡワ−ルドカップ

http://www.daizou.co.kr/s_wdcup_1.html　ワ−ルドカップ

http://civilpro.law.kansai-u.ac.jp/kurita/seminar/essay12/taka.html　ワ−ルドカップ

　http://www.i-soccer.co.kr/section-006100000/worldabc3003100010.html　ワ−ルドカップの概要（韓国）

２．日韓共同開催の決定

　最近、私たちは「ワ−ルドカップ」というキ−ワドだけをもって、日本もしくは韓国の最新情報が簡単に得られる。また、多彩なマス−メディアを通じても両国の現在の様子が容易くうかがえるがゆえに、日韓はもはや「近くて遠い国」から「近くてもっと近い国」になったかのようにも見られる。このように、かつての「遠い国」だった日本と韓国が、地図上の距離と正比例するような関係を築き始めたきっかけになったのは、言うまでもなく「日韓共同開催のワ−ルドカップ」だろう。

　2002年で17回を迎えるワ−ルドカップが日韓共催と決定されたことは、単なる世界スポ−ツ大会の枠を越えて総括的な日韓関係改善への道を広げて行くだろうと予想されている。それだけではなく、異なる二つの国がワ−ルドカップの舞台をかりて結ばれたことによって、「和解と統一」というコンセプトが成り立ち、平和を願う地球人へにスポ−ツを通じての良い未来志向への交流と関係改善へのメッセジが発散可能であると思われる。

　http://www.i-soccer.co.kr/section-006100400/2002/05/006100400200205301856428.html　分断国家で開かれる共存の祭り（韓国）ワ−ルドカップと言う、地球村の人々が共有する大祭りを通して、人類の共存のための和解の道を模索することが可能である。そこで、自由と民主の抗争の歴史をもつ韓国は、過去半世紀のあいだに抗争し続けてきた民主と平和を世界に見せることで、全人類との共存と平和を確認することが出来、これをもって`成功のワ−ルドカップ‘への最後の平価基準が成り立つのではないだろうか。

http://www.i-soccer.co.kr/section-006100000/2001/11/006100000200111191410001.html　我々にとってワ−ルドカップとはなんだろうか（韓国）

ワ−ルドカップは一回性の行事ではない。従って、サッカ−が一つの社交文か空間になっているヨ−ロッパや南米のように、我々には多様な文化交流の場を広げ、またより高い評価が得られるための工夫が必要であろう。

３．スポ−ツ大会における文化交流

　

　「日韓共催のワ−ルドカップ」は、今日まで両国の関係を代弁してきた異なる二つの政治のイデオロギ−とは切り離して、相違なる国籍をもつ人々が文化交流、また人の交流を通してより親密な関係が築ける多様な材料を提供している。http://www.jpf.go.jp/jkxx/features/cultual_chronics/j_chrono_index.html　日韓文化交流史年表、http://www.jkcf.or.jp/kaigi/main.htm　日韓文化交流会議、http://www.jpf.go.jp/jkxx/j_index.html日韓交流通信、

http://news.daum.net/daily/politics/200205/29/yonhap/v2668356.html　日本の皇族訪韓（韓国）

まず、5月２5日の高円宮ご夫妻の訪韓、次に､小泉首相と金大中大統領とユニホ−ム交換のパフォ−マンスや「アジア初の今大会は日韓両国の友好、親善に寄与するうえで大変意義深い」（小泉首相、2002年5月２8日、読売）、「W杯共催二千年もの往来を重ねてきた韓日の歴史においても画期的。過去を清算し、未来志向の関係に進む大きな契機となる」（金大中大統領、2002年5月1２日、読売）などのコメントからは、ワ−ルドカップにおける政府の意気込みがのぞかれる。http://www.yomiuri.co.jp/hochi/wc2002/index.htm　小泉首相が金大統領とユニホーム交換　

そして、日韓のミュジションが5月31日開幕式でワ−ルドカップの主題歌を合唱する姿からは国境がもたらすイデオロギ−などは存在しないかのようにも思われた。http://www.yomiuri.co.jp/hochi/wc2002/index.htm　ケミストリー“歴史”作った

　特にネット上で私の注意を引いたのは、落書きのように書かれた様々な掲示板であった。韓国の最新曲の訳や韓国旅行記など相手の文化に直接に触れて感じたままのことを書いた数々のペ−ジは、より一層親密な関係への一歩であるかのようにも見えた。

http://korea.hanmir.com/board/qna_board.html?mode=read&table=board1&page=2&uid=49&num=19　韓国の最新曲waxの歌

http://korea.hanmir.com/board/qna_board.html?mode=read&table=board1&page=3&uid=23&num=9　一ウォンは日本円でいくらですか

http://diary.cgiboy.com/takaboo/index.cgi?y=2002&m=5#28　MIMOの一日

　今まで日韓は、マクロ的に先方の異質性のみを強調してきた。しかし、我々はサッカ−というスポ−ツからマイクロ的な共通性を見出していると同時に一歩ずつ近づいている。そして、少なくともワ−ルドカップ期間中にはアジア人として互いの応援に喚声を上げるだろう。